16/07/2026
【2026年ラグビー競技規則改正 タックル関連まとめ】
1.タックルの高さが「大会ごと」に設定される
エリートラグビーは従来どおり原則「肩のラインより下」です。
コミュニティーラグビーでは、試合主催者が制裁ラインを「胸骨下端」または「ウエスト(腰)」のどちらかに設定できます。
つまり、全国一律で「腰以下」になるわけではありません。大会や地域、カテゴリーごとに異なるため、試合前の確認が必要です。
2.制裁ラインより上へのタックルはペナルティ
競技規則14.5では、タックラーは設定された制裁ラインより下をタックルしなければなりません。
例えば胸骨下端ルールなら、肩より下でも胸骨下端より上へ当たれば反則になる可能性があります。
腰ルールなら、胸やみぞおちへのタックルも反則対象になります。
3.低く入っても最後の接触位置が高ければ反則
競技規則9.13では、
・頭部接触を起こす、または起こそうとするタックル
・制裁ラインより上へタックルする、またはしようとする行為
が危険なプレーになります。
最初に低く入っていても、接触が上へ滑り上がれば反則になる可能性があります。
4.タックラーの責任が明文化
競技規則14.1では、設定された制裁ラインより下へタックルする責任はタックラーにあると明記されました。
高さの責任は基本的にタックラー側にあります。
5.ボールキャリアーも急激に低くしてはいけない
腰ルールなど低い制裁ラインを採用する大会では、GAME-ONルールとして、ボールキャリアーがタックル直前に体を著しく低くすることも反則にできます。
違反はペナルティです。
ただし、「著しく低く」の基準は数値では示されていません。
6.ダブルタックルを禁止できる
GAME-ONルールでは、
・2人以上で同時にタックルを禁止
または
・最初のタックラーのみ大会の制裁ライン、2人目以降は肩より上へ接触してはいけない
という運用を選択できます。
大会によって運用が異なります。
7.タックルアシストが正式に定義
タックルアシストとは、
・味方が倒すのを補助する
・タックル中にボールキャリアーを保持する
・自分は倒れない
プレーヤーです。
競技規則14ではタックラーではなく「他のプレーヤー」として扱われます。
8.タックルはインゴール内でも成立
タックルはフィールドオブプレーだけでなく、インゴールを含む競技区域内でも成立すると明確化されました。
ただし、その後のタックル規則は基本的にフィールドオブプレー内で適用されます。
9.タックル周辺のオフサイドを明文化
競技規則14.8では、タックルに参加していないプレーヤーはオフサイドライン上、または後方に留まらなければならないことが明記されました。
違反はペナルティです。
10.キック後の遅いタックルを明確化
キック直後の相手に対する
・故意のチャージ
・妨害
・遅れたタックル
は禁止です。
タックルの形が合法でも、タイミングが遅ければ反則になります。
11.味方がボールキャリアーを押し込む行為は禁止
スクラム・ラック・モール以外では、
・後方からボールキャリアーを押す
・タックラーへ押し込む
・味方を投げるように前へ送り出す
行為が明確に反則となりました。
これまでは危険なプレーとして判断されていましたが、今回独立した反則として規定されました。