かつて、女性レーサーのパイオニアともいうべき人がいた。
その人の名は「堀ひろ子」。
彼女が、1978年に日本で初めて、女性ライダーだけのロードレース「パウダーパフ・レース」を鈴鹿サーキットで主催した。
そのパウダーパフ・レースでデビューの後、堀ひろ子とコンビを組んで活動することになったのが腰山峰子(旧姓・今里)である。
1980〜81年、堀と腰山は鈴鹿4時間耐久レースにペアでエントリーし、2年目にして完走を果たした。
1982年には、男性でも完走が難しいとされるサハラ砂漠縦断8000kmを、同じくペアで走破。
ふたりは単に、女性レーサーの市民権を獲得しただけではなく、女性ならではのバイク文化の構築にも道筋をつけたといえよう。
そしていま、その志を継承すべく、腰山峰子をチーム監督に迎え、「パウダーパフ・レーシング」を結成。
ライダーの川原みちよ&中原優香は、奇しくもパウダ
ーパフ・レースが産声をあげた年と同じ1978年生まれ。
私たち、パウダーパフ・レーシングが目指すもの。
それは過去からのタスキを未来につなぐこと。
与えられたものを、与えてくれた人に返すのは誰でも出来る。
与えられたものを、次の世代につなぐ。
Pay it forward
この繰り返しができたら、どんなに素敵だろう。
KAKO(過去)
掘ひろ子から受けた、大きな大きな経験と思い出。
けしてお金にはかえられない、かえられるようなものではない。
IMA(現在)
堀ひろ子から受け継いだものを、次の世代にわたす。
物質ではない。
心をつなぐ。
心がある行動は、多くの人の心を動かすだろう。
MIRAI(未来)
監督から受け継いだ「パウダーパフ スピリット」
十代、二十代の未来ある若いライダーにつなぎたい。
数年後、世界で活躍する日本人ライダーをもっとみたいから。
その方法はまだわからない。
でも、どうにかしてこの「心」をつないでいきたいと思う。