14/03/2022
先日はヴィーガンのクライミングシューズについてお話しましたが、何故それが求められるようになったのかの背景について、またそれがどういった仕様なのか、説明が足りなかったと思いましたので、補足として説明いたします。
ヴィーガンの取り組みそのものは今に始まったものではなく、古くはあのThe Beatlesのメンバー4人もヴィーガンだったそうです。
興味のある方はコチラをご参照ください→ https://www.mymizu.co/blog-ja/eco-with-kanae-world-vegetarian-day
「地球環境の保全を考えるようになった」「地球温暖化への危機感」など、思想的なもののようにも感じられますが、熟考すると見えてくる現実の問題であったり課題だったりもします。
環境保全がままならなければ、変えたくない個々のライフスタイルさえ維持できなくなるわけですから、エゴをエコにしたくなる心理も理解できるのではないでしょうか。
アウトドアスポーツを嗜好する方たちにとって、環境保全への取り組みへ目を向けるのは至って当たり前になっていくでしょう。とはいえ社会生活のなかで日常環境を変えることは並々ならぬ努力も必至でしょうから、皆それぞれに出来ることから始められたらいいのではないかと思います。
ちなみにフリーソロのクライミングスタイルで世界的に有名なAlex Honnoldはヴィーガンだそうですよ。
さてさてヴィーガン・クライミングシューズとは一体なんぞや?
先日も少しコアとなる素材のゴムについて触れましたが、本体(アッパー)にどんな素材を使っているのか?ということになりますが、優れた評価を受けてきたクライミングシューズは、履いたときのフィット性が問われてましたから天然皮革またはスエードのような革の種類がほとんどでした。
元々はトラッドな登山靴メーカーが生産していましたから、その素材選択は至極当たり前のことでした。
そこでヴィーガンとなれば180度な方向転換であり、素材はもちろんのこと製造工程における接着剤や縫製糸までが100%動物性由来にならないものをチョイスするということになるわけです。
今のところヴィーガンフレンドリーなクライミングシューズの素材は、合成繊維またはマイクロファイバーですが、クライミングブランドは、すべての素材に動物性食品が完全に含まれていないことを保証できない場合もあります。
横道に外れてしまいますが、食品に関しては菜食主義者またはビーガンに適した食品および食品成分の定義と技術基準、およびラベル付けとクレームは、 食品および飲料業界が製品を販売する際に使用できる、国際的に合意された信頼できるリファレンスとしてISO 23662が提供されています。
そんなところでアウトドア業界ではまだそこまでの基準は定まっていないようですが、英国のAlpinetrekや米国のREIなどでは、それぞれ独自にメーカー各社へ調査してヴィーガン・クライミングシューズをピックアップして販売ラインナップへ取り入れています。それらのサイトで確認するのも一つかもしれません。
今日は、この先ズィーボックスにラインナップ予定のOCUNヴィーガン・クライミングシューズを数点紹介。
スポーツクライミングのみならず、クラック対応のミッドカットモデルもございます。