19/07/2026
中川さんと出会い、僕の人生は、数倍面白くなった。もし時間を自由に遡ることが出来て、何度も何度も人生やり直したとしても、中川さんと出会ったほうが絶対楽しい人生になったと確信している。
ミニベロの限界を求めて、モールトンで走りまくっていた頃に、何気に見ていた雑誌で紹介されていたピンクの素敵なミニベロが、ナカガワだった。ミニベロの限界を感じ始めていた僕だったけれど、(このミニベロなら限界の先に行けるはず)と、直感的に感じた。
気付けば、ナカガワに電話していた。電話口に大阪弁の男性が出た。
「雑誌で見たミニベロを売って欲しい」と伝えると、「あれは雑誌の撮影用やからなぁ」と言われた。あかんかなぁ、と思った瞬間、「身長は?」と訊かれた。自分の身長を伝えると、「わしと同じぐらいやんか、そら、売らん訳にはいかんなぁ」と言ってくれた。中川さんとの初めての出会いだった。
中川さんは、自身の自転車をミニベロという枠に入れるのを嫌っておられた。あくまでコンパクトロード。ホイール径が違うだけで、ナカガワはナカガワ。「鈴鹿でロードに勝てるミニベロを作って欲しい」とオーダーした時も、真剣にパイプ選びからジオメトリーまで考えてくれた。
ナカガワのミニベロは、誰がなんと言おうと、強かった。鈴鹿で何度も表彰台に上がったし、さらにすごい戦績を残す選手が現れた。ナカガワのミニベロに魅了された仲間達と走る時間は、至福の時間だった。
仕事、生活環境が変わり、ここ数年、なかなか寝屋川の工房に行けず。(そろそろ、ご挨拶に行かないと…)と考えていた時に、中川さんがトーチを置かれると知った。まだまだ続けられると勝手に思っていたので、昨日は1日中、何も手に付かない状態だった。
月末まで、中川さんを慕う方々で大混雑となっていると思うけれど、自分の人生の半分を、とてつもなく刺激的にしてくださったお礼を、ちょこっとでもお伝えしに行けたらと思う。