クリパル・ジャパン

クリパル・ジャパン クリパルヨガは、内面で実際に起きていることを受け入れることを大切にしています。自分への理解を深め、人との関係を改善するなど、心を大切にした暮らしを模索する人に静かな支持を集めています。

体の中に意識を向けると
好きなこと 嫌いなこと 得意なこと 苦手なこと
自分のことがわかってきます

今、何をしたいのか そのために何ができるのか
ヨガをして その答えに耳を傾むけてみませんか

\アパリグラハ(非執着)/ヨガの経典『ヨガスートラ』の八支則。その最初の部門「ヤーマ」の中に、「アパリグラハ(非執着)」という教えがあります。一般には、「執着しないこと」「貪らないこと」「必要以上に求めないこと」と説明されることが多い教えで...
05/08/2026

\アパリグラハ(非執着)/

ヨガの経典『ヨガスートラ』の八支則。

その最初の部門「ヤーマ」の中に、「アパリグラハ(非執着)」という教えがあります。

一般には、「執着しないこと」「貪らないこと」「必要以上に求めないこと」と説明されることが多い教えです。

しかし、スワミ・クリパル(Swami Kripalu) は、この教えをとても印象的な言葉で表現しています。

「非執着は、限りなく忍耐強く、寛容である。

それは幾度もの人生にわたって、私たちの心の扉の外で待ち続けている。

私たちがそれを迎え入れるなら、知恵と献身、そしてヨガの夜明けは、いつでも訪れる。」

この言葉で興味深いのは、「執着を手放しなさい」と語っていないことです。

むしろ、非執着そのものが、私たちを静かに待ち続けているというのです。

しかも、「幾度もの人生にわたって」。

これは、輪廻転生というヨガの伝統的な人生観を背景にした表現です。

私たちは、何度も生まれ変わりながら人生を経験していく。

その長い旅の中で、非執着という智慧は、いつでも私たちの心の扉の外で待っている。

そして、私たち自身がそれを迎え入れるとき、初めて知恵と献身、そしてヨガへの目覚めが始まる。

この姿勢は、とてもスワミ・クリパルらしい世界観だと感じます。

私たちは、つい「変わらなければ」と思います。

もっと成長しなければ。
もっと手放さなければ。
もっと良い自分にならなければ。

そうして、自分自身を追い立てることがあります。

しかし、スワミ・クリパルの言葉が示しているのは、それとは少し違う方向です。

変化は、無理に起こすものではない。

心の扉を開き、迎え入れる準備ができたとき、自然に始まるもの。

そのために必要なのは、何かを獲得することよりも、自分の内側にあるものに気づき、それを受け取ることなのかもしれません。

現代社会では、欲しいものはすぐに手に入り、分からないことはすぐに検索できます。

効率やスピードが重視される時代だからこそ、「待つ」ということの価値は、ますます大きくなっているように感じます。

アパリグラハとは、単に執着をなくすための教えではなく、本来、自分の内側にある智慧や満たされた感覚を信頼し、それを迎え入れるための生き方なのではないでしょうか。

9月3日から開催される「心を知る瞑想」の再受講申込み受付が始まりました。ご希望の方は、お早めにお申込みください。
31/07/2026

9月3日から開催される「心を知る瞑想」の再受講申込み受付が始まりました。

ご希望の方は、お早めにお申込みください。

\ブラフマチャリヤ(Brahmacharya):節度/ヨガの経典『ヨガスートラ』の八支則。その最初の部門「ヤーマ」の中に、「ブラフマチャリヤ(節度)」という教えがあります。ブラフマチャリヤは、伝統的には「禁欲」と訳されることが多く、どこか厳...
11/07/2026

\ブラフマチャリヤ(Brahmacharya):節度/

ヨガの経典『ヨガスートラ』の八支則。

その最初の部門「ヤーマ」の中に、「ブラフマチャリヤ(節度)」という教えがあります。

ブラフマチャリヤは、伝統的には「禁欲」と訳されることが多く、どこか厳格な修行を思わせる言葉です。

もちろん、そのような実践にはそれなりの意味があります。しかし、私たち現代人の暮らしに照らして考えると、欲望を無闇に禁じようとすることは、決して容易ではありません。

Swami Kripalu は、このように語っています。

「自制なくして、純粋な思考は育たない。」

“The evolution of pure thought is impossible without self-control.” —Swami Kripalu

この言葉には、私は妙に納得するものがあります。

もし「純粋な思考」が育まれなければ、私たちは次々と押し寄せる情報や刺激に心を奪われ、自分にとって本当に大切なものを見失いやすくなるのではないでしょうか。

だからこそ、この時代に必要なのは、自分にとって本当に必要なもの、大切なことを見極める力なのだと思います。

私はときどき、自分自身にこんな問いを投げかけます。

「本当に大切なことは何だろう。」

「これは本当に必要なことだろうか。」

そんな問いを持ちながら暮らしていると、不思議なことに、生き方は少しずつシンプルになっていきます。

ヨガを続けるうちに、暮らしが自然と質素になっていく人が少なくありません。

それは我慢しているからではなく、本当に必要なものが見えてくるからなのでしょう。

今どきの言葉で言えば、とても「エコ」な生き方です。

質素でシンプルな暮らしとは、我慢したり、自分を過度に抑えたりすることではありません。

また、自分の許容できる範囲を尊重しながら、心地よく暮らしていける適量を知るということです。

私たちは毎日、自分に与えられた限りあるエネルギーを使って生きています。

そのエネルギーを無駄に消耗するのではなく、本当に意味のあることへ向けられるようになること。

そして、本来、自分が進みたかった方向へ、自分に与えられた「生命の流れ」を向けていくこと。

それが、私たち現代人にもできるブラフマチャリヤという実践なのではないかと思います。

ブラフマチャリヤは、自分を狭く窮屈にする教えではありません。

自制によって純粋な思考を育み、本当に大切なものを見極め、自分が心から望む生き方へ舵を切るための知恵なのだと思います。

「ちょこっとヨガ講座」でヤーマ・ニヤーマに関してコラムを書いています。興味のある方は、コメント欄をご覧ください。

\「瞑想と書籍で理解するクリパルヨガ」を終えて/去年の8月から始めた卒業生向け研修プログラム「瞑想と書籍で理解するクリパルヨガ」(合計44回)は、6月24日にすべて終えることができました。毎回の瞑想後に、少しずつ読み進めてきた『クリパルヨガ...
11/07/2026

\「瞑想と書籍で理解するクリパルヨガ」を終えて/

去年の8月から始めた卒業生向け研修プログラム「瞑想と書籍で理解するクリパルヨガ」(合計44回)は、6月24日にすべて終えることができました。

毎回の瞑想後に、少しずつ読み進めてきた
『クリパルヨガ』(リチャード・フォールズ著)。

ところどころに、自分自身がハッとする発見があり、自分なりの理解と解釈を共有しながらの44回でした。

時代の変化に深く関わりながら誕生し、発展してきたクリパルヨガ。歩みを知るほどに、このヨガが大切にしてきたものは、一人ひとりの体験を尊重する姿勢だったのだと、改めて感じました。

また、だからこそ、今も、クリパルヨガは私たちに「もう一つのヨガ」という選択肢を示し続けているのではないかと思う時間でもありました。

6:00〜7:00という早朝にもかかわらず、参加者65人中、20〜30名の方が、毎回ライブで参加してくれたのは、とても大きな励みとなりました。

奇しくも、この11ヶ月間には、インドにあるスワミ・クリパルの聖地巡礼、クリパル・ヨガスタジオの閉鎖、数年ぶりに届いた著者からの連絡、そして書籍の完売など、この本をめぐるさまざまな出来事が重なりました。

一冊の本を通してつながってきた多くの縁が、一つの区切りを迎えたように感じています。

参加された皆さんのこの11ヶ月の学びが、クリパルヨガの本質に少しでも近づき、日頃の指導や実践への活力になってもらえたら幸いです。

ヨガの経典『ヨガスートラ』の八支則。その最初の部門「ヤーマ」の中に、「アステーヤ」という教えがあります。一般的には「不盗(盗まないこと)」と訳されます。この言葉だけを聞くと、私たちの日常とはあまり関係がないようにも感じられます。けれどヨガ哲...
29/05/2026

ヨガの経典『ヨガスートラ』の八支則。
その最初の部門「ヤーマ」の中に、「アステーヤ」という教えがあります。

一般的には「不盗(盗まないこと)」と訳されます。

この言葉だけを聞くと、私たちの日常とはあまり関係がないようにも感じられます。

けれどヨガ哲学では、アステーヤはもっと広い意味で捉えられています。

たとえば、

・他人の時間や機会を奪う
・注意やエネルギーを奪う
・他者の成果を横取りする
・必要以上に求め続ける

そうしたこともまた、「奪うこと」として見つめます。

自分の話ばかりに夢中になり、相手から話す機会を奪っているかもしれません。

便利で豊かな生活の裏側では、遠い国の自然環境や、人々の健康が犠牲になっていることもあります。

そう考えると、グローバル化した現代社会の中で、誰一人としてアステーヤと無関係ではいられないのかもしれません。

だからこそ大切なのは、

「自分に与えられていないものを欲しがり続けていないか」

「必要以上に求めていないか」

に気づいていくこと。

アステーヤは、単なる道徳ではなく、
“足ることを学ぶ実践”なのだと思います。

「誠実な手段によって望むものを得るとき、
私たちの心は恐れることなく、
安らぎにとどまる。」
— Swami Kripalu

ヨガの経典『ヨガスートラ』で語られる「八支則」。その最初に置かれているのが、「ヤーマ」と「ニヤーマ」という10の実践です。その中でも、最もよく知られているのが「アヒムサ(非暴力)」。「ヒムサ」とは、自他に危害を与えること。そこに否定を意味す...
26/05/2026

ヨガの経典『ヨガスートラ』で語られる「八支則」。
その最初に置かれているのが、「ヤーマ」と「ニヤーマ」という10の実践です。

その中でも、最もよく知られているのが
「アヒムサ(非暴力)」。

「ヒムサ」とは、自他に危害を与えること。
そこに否定を意味する「ア」が加わり、「アヒムサ」は“非暴力”を意味します。

暴力というと、私たちは身体的な暴力を思い浮かべます。
もちろん、それは最もわかりやすく、社会的にも大きな問題です。

けれどヨガでは、暴力はもっと繊細なレベルから始まると考えます。

誰かを傷つける言葉。
心の中で繰り返される否定。
相手への憎しみ。
そして、自分自身への攻撃。

そうしたものもまた、「ヒムサ」として見つめます。

考えてみれば、心の中に暴力が存在しなければ、
言葉や行動としての暴力も生まれません。

だからこそヨガは、
外側の行動だけでなく、
「私たちは心の中で何を育てているのか」を大切にします。

もし憎しみが暴力の源であるなら、
その反対にある“愛”を育むことが、非暴力への最も深い実践なのかもしれません。

「非暴力の優れた形のひとつは、無私の愛であり、
そして暴力の最も極端な形は、憎しみである。」
— Swami Kripalu

【最近、なんとなく重くありませんか?】身体が重い。むくみやすい。気分が晴れない。やる気が出にくい。梅雨前は、自然界の湿度や重さの影響を受け、私たちの心身にも“停滞感”が現れやすい時期です。アーユルヴェーダでは、この時期は「水」と「土」の性質...
16/05/2026

【最近、なんとなく重くありませんか?】

身体が重い。
むくみやすい。
気分が晴れない。
やる気が出にくい。

梅雨前は、自然界の湿度や重さの影響を受け、
私たちの心身にも“停滞感”が現れやすい時期です。

アーユルヴェーダでは、
この時期は「水」と「土」の性質が高まり、
重さ・鈍さ・ためこみやすさが増す季節だと考えられています。

5月30日(土)、
名古屋のnext doorさん主催で、
三浦まきこによるワークショップ

「梅雨前のアーユルヴェーダとヨガ
〜翌朝、軽いわたしへ整えるひととき〜」

が開催されます。

このワークショップでは、
単に“身体を動かす”だけではなく、

・今の自分の状態に気づくこと
・呼吸とともに内側の流れを整えること
・季節に合ったセルフケアを知ること

を通して、
心と身体に少しずつスペースを取り戻していきます。

クリパルヨガでは、
「こうあるべき身体」を目指すのではなく、
今ここにある感覚に耳を澄ませながら、
自分とのつながりを回復していくことを大切にしています。

今回のクラスも、
激しく頑張る内容ではありません。

ゆるやかに身体を動かし、
呼吸を深め、
終わったあとには、
少し巡りがよくなったような、
少し軽くなったような、
そんな感覚を味わっていただける時間になると思います。

「最近ちょっと疲れている」
「季節の変化に影響されやすい」
「無理なく整えたい」

そんな方にもおすすめです。

土曜の夕方、
梅雨を迎える前に、
自分を整える静かな時間をご一緒できたら嬉しく思います。

詳細・お申込みは、
next doorさんのInstagram投稿をご覧ください。

\『The yogis magazine』Vol.13 掲載/『The yogis magazine』にて連載中の「Empowerment/ヨガにおけるエンパワーメント」。Vol.13では、第8回として「見本があることと、ないことの間」とい...
14/05/2026

\『The yogis magazine』Vol.13 掲載/

『The yogis magazine』にて連載中の
「Empowerment/ヨガにおけるエンパワーメント」。

Vol.13では、第8回として
「見本があることと、ないことの間」
というテーマで、三浦敏郎が寄稿しています。

ヨガの指導において、
ポーズを実際に見せること。
あるいは、あえて見せずに言葉だけでガイドすること。

その違いは、単なる指導スタイルの違いではなく、
「人はどのように学ぶのか」
「学びの主体をどこに見出すのか」
という視点にも深く関わっています。

クリパルヨガでは、
安全性や理解を支える“見せる”指導と、
生徒自身の感覚や探求を育てる“見せない”指導、
その両方を大切にしています。

今回のエッセイでは、
そうしたエンパワーメントの視点について、日々の指導経験をもとに綴っています。

機会がありましたら、ぜひご覧ください。

住所

飯能市
Hanno-shi, Saitama
357-0035

アラート

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