05/05/2020
視線の方向はどうしたらいいのか?
太極拳・太極剣での視線の方向というのが
独特であり戸惑いがちなので
整理してみたいと思います。
※但し、ご自分の先生、指導者が此処でのものと
違った認識で教え、別の説明、指導されている場合は
必ずご自分の先生、指導者の方法の方に従ってください。
確認する場合があっても敬意を忘れずに
礼を失することのないようにしてください。
見るという動作にも見、観、視、看、診などの種類があり、
位置・場所・方法・感情(表情)も考えに入れるべき。
又、視線(方向)、着眼(観察)、目附(意識、情報収集)
という分類、それぞれを組み合わせた複合別の分類もある。
動作に応じて変化させなければならない。
とは言うものの
「健康のためという目的で太極拳しているだけ
なのに頭が痛くなるような学術的なことは
勘弁してほしい!」
と私も思うので
本日はザックリと
ただし「伝統武術をもとに太極拳が成り立っている」
という基本条件だけは押さえておきながら
具体的にどうすりゃいいのか
具体的に、できるだけやさしく説明をしていきたい
と思います。
① 動作の中で左右の手の上下の高さ違う場合
「上の手」優先する。
② 高さ同じ時
「前(相手・敵)に向かって動かしていく手」優先する。
③ 手の親指と人差し指の間、虎口(ふうこう)※
にできる空間(すき間)およびその上方に
相手(敵)の全身あるいは正中線、または
両目を含む眉間に視線を常にもっていく
意識をもって動作をする。
動作の途中の回転時、上下左右移動時段階で
目線の先に想定の相手がいないときは
自分の正中線とともに虎口を移動させる。
移動中(雲手の時)は視界を遮ることがないように
虎口の空間からの視界を確保し目線は水平を維持する。
両手が同じ高さで同時に前の場合(起勢の時)は
両手の間肩幅に開いたその間から相手を
捕らえ見る。つまりまっすぐ前を視線先とする
※ 虎口(ふうこう)とは手の親指と人差し指の間の
付け根の部分をいう。
④ 但しただし近くのものを見つめるような見方ではなく、
遠くの山を眺めるような車を運転する人には
解ってもらえると思いますが
2~3メートル先に視線を固定したら運転できないですよね。
10メートル・20メートルそれ以上先を見ていれば安心して
運転できます。
視界をできるだけ広く取り、近くのものも視界に入れつつ
遠くを眺める見方で視線を作る
風格のある素敵な太極拳に変わりますよ。