FANSON|TaiChi wear

FANSON|TaiChi wear ”太極拳をもっと自由に心地よく”
一日中着ていたいTaiChiウェア・ブランド

[マルシェ出店とオンラインストア停止]明日10/5  10:00〜15:00香川県宇多津町の西光寺さんにてマルシェに出店させていただきます✨実はマルシェには今回が初出店今までマルシェの出店をしなかった理由はFANSONの世界観を大切にしたい...
04/10/2025

[マルシェ出店とオンラインストア停止]

明日10/5 10:00〜15:00
香川県宇多津町の西光寺さんにて
マルシェに出店させていただきます✨

実はマルシェには今回が初出店
今までマルシェの出店をしなかった理由は
FANSONの世界観を大切にしたいから

マルシェには主催者様によって
テーマや雰囲気が大きく異なります

FANSONの心地よさは
リラックスした空気の中で感じて欲しい
目に見えないものも含めてFANSONだから

今回お声がけいただきました主催者様は
私が心から信頼できる素敵な方。

FANSONの理念も個性も知った上で
お声がけくださいました🌿
心から御礼を申し上げます



ちょうど瀬戸内芸術祭も始まりました
宇多津町はこの秋から参加します

わたしも、この街も、初めての瀬戸芸を迎えて
皆さまのお越しをお待ちしております✨

⚠️お知らせ🙏
それにともない 以下の期間オンラインストアでの
販売を一時停止させていただきます。

[停止期間]
2025/10/4 17:00〜 10/5 17:00頃まで

[停止理由]
対面販売とオンラインでの同時オーダー防止のため

ご迷惑をおかけいたしますが
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

お近くの方はぜひマルシェにてお手に取って
お試しくださいませ♪
お待ちしております☺️

[マルシェ出店とオンラインストア停止]明日10/5    10:00〜15:00香川県宇多津町の西光寺さんにてマルシェに出店させていただきます✨実はマルシェには今回が初出店今までマルシェの出店をしなかった理由はFANSONの世界観を大切にし...
04/10/2025

[マルシェ出店とオンラインストア停止]

明日10/5 10:00〜15:00
香川県宇多津町の西光寺さんにて
マルシェに出店させていただきます✨

実はマルシェには今回が初出店
今までマルシェの出店をしなかった理由は
FANSONの世界観を大切にしたいから

マルシェには主催者様によって
テーマや雰囲気が大きく異なります

FANSONの心地よさは
リラックスした空気の中で感じて欲しい
目に見えないものも含めてFANSONだから

今回お声がけいただきました主催者様は
私が心から信頼できる素敵な方。

FANSONの理念も個性も知った上で
お声がけくださいました🌿
心から御礼を申し上げます



ちょうど瀬戸内芸術祭も始まりました
宇多津町はこの秋から参加します

わたしも、この街も、初めての瀬戸芸を迎えて
皆さまのお越しをお待ちしております✨

⚠️お知らせ🙏
それにともない 以下の期間オンラインストアでの
販売を一時停止させていただきます。

[停止期間]
2025/10/4 17:00〜 10/5 17:00頃まで

[停止理由]
対面販売とオンラインでの同時オーダー防止のため

ご迷惑をおかけいたしますが
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

お近くの方はぜひマルシェにてお手に取って
お試しくださいませ♪
お待ちしております☺️

・《緊急企画!》9月6日(土)午後ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー🎞️「一緒にカンフー映画を観て  太極拳について語るだけ」のお茶会☕️ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやります!今週末公開の「ベストキッド・レジェンズ」を一人...
26/08/2025

・《緊急企画!》9月6日(土)午後
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
🎞️「一緒にカンフー映画を観て
  太極拳について語るだけ」のお茶会☕️
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やります!

今週末公開の「ベストキッド・レジェンズ」を
一人で観るより太極拳が好きな人と一緒に観たい!
という私の思いつき企画です🤭

朝LIVEでおなじみの太極拳の先輩であり
整体のプロでもある「まンま」こと安田瑞穂さんも
一緒に参加してくれます♫_.taichi_diet

ワークショップでも学びでもなく
完全に遊ぶだけの半日です。笑

🙌カンフー映画初めての方、大歓迎‼️

太極拳が大好きな私たちと一緒に
話題のカンフー映画を楽しんで
太極拳について語りませんか😊

お問い合わせお待ちしています☆

✳️集合場所・時間は、上映時間が公開され次第
参加者のご都合と合わせて決めます
✳️映画鑑賞の座席はバラバラになる可能性があります
✳️現地集合・現地解散です(イオン宇多津または綾川)
✳️遠方の方は交通についてご相談ください

#太極拳好きな人のためのオフ会
#マニアック茶会
#カンフー映画

|台湾武術紀行 七| 護られた場所**我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!**ここは基隆駅から北北東に位置する「仙洞巖最勝寺」今まで街中で見て来た色鮮やかな廟はいかにも台湾らしい雰囲気で感嘆の連続だったがここは日本人にも馴染みやすい...
25/07/2025

|台湾武術紀行 七| 護られた場所

**我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!**

ここは基隆駅から北北東に位置する
「仙洞巖最勝寺」

今まで街中で見て来た色鮮やかな廟は
いかにも台湾らしい雰囲気で感嘆の連続だったが
ここは日本人にも馴染みやすい雰囲気とでも言おうか
山と寺院が一体になっている風情だった

台湾に二回旅して分かって来たが
山にある洞窟で「仙」の文字がつくと
だいたい「仙人が住んでいた」と達君が言う

例に漏れず
ここもやはり仙人が住んでいたと達君が言う

ひときわ目を引く金の仏像からして
ここに祀られてるのは
媽祖様でも関羽様でも無さそうだと思った

仏像に気を取られつつも参道の階段の脇に
意外なものを見つけた

どう見ても日本の灯籠と地蔵があるのだ

見るからに新しいものでは無い
この明らかにここだけ日本的なのはどうゆう事なのか…

心に疑問を抱きつつも階段を登ると
立派に整えられた入口の奥に洞窟が現れた

洞窟の前には何組か観光客がいて
私達の前に60代後半くらいと思しき
おばちゃん4人組が黄色い声ではしゃぎながら
洞窟の中に入って行き、我々も後に続く

台湾のおばちゃん達はすこぶる元気で可愛い

「こんな細い所通れないわよ!
 怖いから先に行ってちょうだい!」
などと言っているのだろう(推測)
押し合い引っ付き合いながら進んで行き
一番奥の折り返し地点まで到着した

すると満面の笑みで
「ねぇねぇ写真撮ってくれない?」
(もちろん中国語)
と、姪っ子くらいの感じでスマホを渡される

渡されたスマホを構えたものの
こんな時なんて言えば…
「イー、アール、サン、、はい。」と
よく分からない掛け声でおばちゃん達を撮影

聞き慣れない掛け声に
おばちゃん達もタイミングが合わず
ポーズが定まらない様子

「ねぇねぇ私のスマホでも撮って!」
と、どんどん写真を撮る

「おおきに!ありがとう!」(中国語)
まるで20代のような輝きを放って去ってゆく

パワフルなおばちゃん達に圧倒されて
あっけに取られていると
達君は地元の人と思しきおばちゃんと話しながら
「ここは仙人が米を降らせて
人々の命を救ったとゆう伝説があって
戦時中も多くの人々がここに避難したんだって」
と私達にも教えてくれた。

後で念の為に調べてみたが
私の力ではその伝承についての記事は見つけられなかった。
こうして地元の人々の中にしか伝わっていない話を聞けた事は何よりも得難い

そして階段の脇にあった灯籠やお地蔵さんは
大正時代に日本人によって設置されたものだと

つまりここは地元の台湾人だけでなく
ここに住む日本人も信仰していた寺社なのだ

台湾には日本人が建立した神社の跡がある
達君は旅の道中にいつも
「あれは日本の神社の跡です」と
ドライブしながら教えてくれる

街中で見かける極彩色の台湾式の廟と
日本人が建てた日本式の神社と
それぞれ棲み分けして存在しているのだと認識していたが
台湾人が信仰している洞窟の寺院に
日本人も同じように霊性を感じ
ここに共に参拝し、信仰の心を寄せていたのだ

自然信仰のある日本人にとっても
この寺社は違和感なく当時の人々にも
受け入れられたのではないかと感じられた

階段脇の灯籠や地蔵に手を合わせては
遠く離れた故郷を懐かしんでいたのかもしれない

元々ここは観音菩薩が祀られる「靈仙洞」と呼ばれていたが
日本統治時代に「最勝寺」と名付けられ
弁財天が共に祀られるようになった

観音菩薩と弁財天が両方祀られた寺院は極めて珍しく
波によって自然に作られた洞窟は自然遺産としても
非常に稀有な存在である

そして戦時中には台湾人も日本人も
ここに避難して共に生きながらえ
苦難を乗り越えたのだろうか…

それぞれの信仰を尊重し
同じ寺社を信仰した
基隆人と日本人の交流は
きっと深い物であったと想像した

「もしかして、この辺りは台湾人と日本人が
 一緒に夏祭りをやったりしたのかな」
「台湾式と日本式のお祭りが混ざってたりして」
私達は想像を膨らませた

「あっちの洞窟にも見所があるから行ってみて!
 行く価値があるわよ〜」
先程のおばちゃん達が教えてくれた

階段を降りて左手に50mほど進むと
住宅の間を縫うように細い通路が現れた

「佛手洞」と呼ばれている洞窟で
こちらの方が内部は間口が広く
ゆったりと歩く事ができた

洞窟の真ん中辺りだろうか
地名の由来となっている「佛の掌」が頭上に現れた

見事に対になった掌
紛う事なく佛の掌である
こんな物が自然に出来るなんて…
神秘的な造形を目の当たりにした

年齢を重ねると伝承に対して
信じる信じないには意味が無くなり
ただ自分がどう感じるかだけを味わえるようになる

今回の旅で八卦掌を学ぶ事になっている私は
縁起の良い「掌」を拝む事ができて幸運だった

洞窟を抜けると登り階段が現れて
外に出る事が出来た

設置された看板は
ここが戦時中に防空壕になっていた事を伝え記していた

私達はそれぞれに想いを巡らせ
言葉を漏らさずに
静かに洞窟を抜けた

[続く]

|台湾武術紀行 四、| 太極拳経と摸手*我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!*「質問は無い?」先生は息を弾ませて爽やかな笑顔で尋ねてくれたあたふたと準備した質問リストを手渡すと先生は上から順番に頷きながら答えてくれた先生は主に楊式太...
17/07/2025

|台湾武術紀行 四、| 太極拳経と摸手

*我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!*

「質問は無い?」
先生は息を弾ませて爽やかな笑顔で尋ねてくれた

あたふたと準備した質問リストを手渡すと
先生は上から順番に頷きながら答えてくれた

先生は主に楊式太極拳と
「摸手(もうしゅ)」と呼ばれる推手を学ばれ
台北でも指導されていた

最初に質問したのは基本について

「先生が今も必ず練習するのは何ですか?」
「日常的に習慣にされている事はありますか?」

すると先生は楊式の基本功と
呼吸について紹介してくれた

この日は時間の都合で動画を共有してもらい
帰国してからやってみることにした

それは
「楊家 鬆身八法」

一見すると簡単な準備体操のように見えるが
実際にやってみると太極拳にとって大切な要素が詰まっている事にすぐ気付くはずだ

これが全く軽やかに出来ない
動画の先生は伸びやかで羽根のように軽く
見ていても心地よい
対して私は全身の繋がりに乏しく
ソーセージのようにぶつぶつと流れが途切れる
鬆身とは程遠いことが痛いほど分かった

先生がこの基本功を大切にされている理由が
よく分かる
ゆっくりと時間をかけて練習していこうと思う

私がどの先生に会っても知りたいのは
先生が何を大切にされているのかということ

技術的なことよりも
先生がその武術をどう捉えているのか
どう考えているのかを私は知りたいのだ

そして台湾ではどんな基本功が練習されているのか
私達が知らない練習方法がきっとあるはずだと。
彼らが何を大切にしているのか
きっとそこに大きな違いがあると感じていた

私は太極拳を始めて6年ほど経ったが
夢中になって時を忘れて没頭していた頃から
年数を重ねて欠落感を抱くようになっていた

「私の太極拳には功夫が無い」
「私のやっているものは
 太極拳になっていない」

形を評価されるほど
そのコンプレックスが大きくなっていた

私は太極拳が永遠に分からないような気さえした
自分の太極拳が分からなくなりかけていた

私が台湾に来た最大の理由はこれである



私が推手についての質問にさしかかると
先生は実際に摸手(もうしゅ)をやってみようと
体験させてくれることになった

摸手とは劉先生が学ばれた流派独自のもので
「模」とは手で探る事を意味する。
推手の「推」の文字から連想される「推し合い」ではなく
本来の推手が持つもっと繊細な攻防のイメージをより如実に表しているように感じた

摸手のルールはシンプルで
足は肩幅に
互いの距離は指先から肘くらいまで
事故を防ぐためにゆっくり動く事

向き合って互いの手首を合わせ
両手を雲手のように回して接触させ続け
そこから自由に変化してゆく

私は学んだばかりの四正推手の技術を
摸手の中に試してみた
先生は英語を交えながら
その仕組みについて説明してくれた

先生はしなやかで
私のわずかな変化も全て吸収してしまい
まるで蜘蛛の巣の中に入ってしまったようだった

そして最後には蜘蛛の糸がからまったように
見えない土俵の外に自分から出てしまうのだった

そう。気付くと先生に操られているようになってしまう
太極拳経では「自分から攻撃するな」が鉄則。
先生も自分からは仕掛ける事はなく
私が耐えかねてモーションを変えると
先生に主導権がとられてしまい
自分から仕掛けたはずなのに
もう取り返せない事になっている

言葉が通じない場面が多かったが
先生は互いの体を通して教えてくれた
それは言葉で理解するよりもはるかに
早くて明確だった
私は先生の言いたい事がよく分かった

先生はまさに「太極拳経」の中身を
摸手をする事で丸ごと教えてしまったのである

私は確信した
太極拳を学ぶ人はみんな摸手をするべきだ

日本では太極拳検定3段の試験項目に推手が登場するため
多くの学習者は24式太極拳をある程度習得してから
推手を学び始める人が多い

つまり太極拳の初心者がいきなり推手をするのは
「まだ早い」という先入観が日本には
いくらかあるような気がする

なぜなら日本では推手にも套路学習があり
掤・捋・擠・按(ポン・リュー・ジー・アン)
が分からなければ四正推手の概念が分からないと考えられているからだと思う

しかし私は太極拳を始める更に4年前に
実は推手を経験していた

私が最初に師事した功夫の先生は
時々ゲームのように推手をやる時間をくれて
いきなり自由に推手をする

同様に台湾では推手は太極拳だけのものではなく
どんな伝統拳でも組手の一種として
推手を練習することがあるそうだ

ぜひ摸手を自由にやってみて欲しい
自分の動きの癖や弱点が一瞬で裸にされてしまう
そして性格さえも摸手は饒舌に教えてくれる

他人は自分を映す鏡だと言われるが
摸手はまさに
自分自身が痛いほど分かる鏡であり
相手がいて初めて成立するコミュニケーションだ



そして質問は最後に差し掛かった。



[続く]

|台湾武術紀行 二、|功夫と茶*我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!*今回の旅でどうしても行きたい場所があった大稻程にある《新芳春茶行》台湾茶の製茶工場跡を残した資料館だと言うのも、春に台湾を訪れた後語学学習のために選んだ台湾ドラマ...
17/07/2025

|台湾武術紀行 二、|功夫と茶

*我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!*

今回の旅でどうしても行きたい場所があった
大稻程にある《新芳春茶行》
台湾茶の製茶工場跡を残した資料館だ

と言うのも、春に台湾を訪れた後
語学学習のために選んだ台湾ドラマ《茶金》に
多大なる感銘を受けたからだ

1949年 日本統治が終わり
政治的にも経済的にも国際情勢においても
まさに波乱の時代が描かれている

結果的にこのドラマはほぼ全編《客家語》のため
余り語学学習にはならなかったが
「シャチョウ」「センセイ」「セビロ」など
日本語も随所に混ざっており
上海語や英語など六種類の言語が使われているらしく
言語の渦は まさに時代の渦そのものだった



私は台湾が日本に統治されていたことを
10年ほど前まで知らなかった

見聞きしていたかもしれないが
自分の中に定着してはいなかった

恥ずかしい話だが
それが当時の台湾と私との距離感だった

ドラマ《茶金》では
日本人は一人も登場しない

登場しない日本人の一人として
私はスクリーンの前に座っていた

この作品は事実を元にしたフィクションで
毎話毎話トラブルが起き続ける
台湾茶の黄金時代から…結末に向かって

しかし見終わった後には
大袈裟な感覚はあまり無く
実際にこれぐらい目まぐるしく
人々は翻弄されていたのかもしれないと思えた

強い陽は 強い陰を生み出す
そして陰陽は必ず転じるのだった

※U-NEXTなら初めて登録する場合
1ヶ月無料で全話観ることができるので
ぜひ観て頂きたい



新芳春茶行は1934年に建設された
台北一とも言われる
台湾茶の製造工場兼住居跡

まず、こんな街中に茶工場があった事に驚かされる
そしてドラマで描かれていたと同じ機械や道具類が
蒸し蒸しとした室内で燻された茶の香りに浸されていた

ここで職人達は昼夜を問わず働いていたのか…

台湾茶の黄金時代と衰退が重なり
整理がつかない

私は初めての大稻程で
大いに買い物をすると思っていた

しかしこの日私は
大稻程で何も買わなかった

ここに売られている何を買っても
この体験以上に私を満たせる物は無いと分かった

燻された茶葉の匂いがまだ鼻に残る

溢れかえる乾物や雑貨の山の向こうに
茶の山があるようだった



午後3時

冷房の効いていない資料館から出ると
完全に風が止まっていた

予約していた近くの茶館《南街得意》に移動し
ドラマで登場した東方美人茶を飲むと決めていた

東方美人茶は実はオーガニック・ティーでもある

茶摘みされる前の葉が
ウンカという虫に食べられて発酵する
それが東方美人茶の豊かな風味を生み出した
そのため農薬が使えない

先ほどの新芳春茶行と同様に
古い建物をリノベーションした茶防になっていて
一階では茶器や雑貨が販売されていて
二階でお茶を飲むことができる

私達は四人各々の茶を選んだ

ポットにはお湯が入っていて
濃度を変えながら
私は何杯も味わった

これが
決定的に私にとどめを刺した…

ふと顔を上げると目の前の台湾人二人は
冷茶を飲んでいた

私達日本人二人だけが熱い茶を選んでいる

そう
直射日光と風の無い西門街を歩き
汗をかき続けるも
蒸し暑い資料館で身体は熱を蓄積し
最後に熱々の茶を飲んでしまい
茶館を出た頃には熱中症が完成しつつあったのだ



この日は夜に京劇を観る予定だった

朝練から故宮博物院に大稻程に京劇…
明らかに一日に摂取する情報量を
オーバーする盛りだくさんな予定

そして時間は午後5時

7時の京劇まであと2時間
この灼熱の大稻程を歩かねばならない

私はだんだん気分が悪くなってきて
塩タブレットを食べた

台湾の食事は非常にあっさりしていて
日本に比べると塩味が少ない
汗の量と日頃に比べて少ない塩の量に不安を感じた
(実際には足りているかもしれないが)

私は一度だけ熱中症で病院に行った事があるが
このまま進行すると同じ事になる予感がした

しかし、どうしても京劇が観たい!

我慢して朦朧としながら歩いていたが
私はここで友達にギブアップを申し出た

このままでは京劇の間中
疲れ切って熟睡することは間違いない

いずれにしても京劇を満喫できる
コンディションでは無かった

友達はプランの変更を快く受け入れ
速やかにドリンクスタンドに寄ってくれ
私は《仙草茶》を買った

仙草は日本でも黒い漢方風のゼリーとして
台湾スイーツ《豆花》の店で食べられる事もある

仙草は体の熱を取る薬草として
台湾人に根付いている

塩分補給と仙草茶で
熱中症を悪化させる事なく持ち直した

私は翌日から武術の練習が待っていた
この日はホテルに戻って休む事にした



いつか達君は私に言った

「功夫はお茶のようです
 最初は苦いが、だんだん甘くなる」

熱湯で長時間浸した東方美人茶は
苦くて渋かった

[続く]


#薛仕凌

|台湾武術紀行  六、| 拳児*我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!*第五話が綺麗にまとまってしまい旅が終わったかのようだが台湾武術紀行はあと一日分ある6月23日 月曜日今日は朝から基隆へなぜ基隆なのかと言うと達君の奥さんが基隆人で...
14/07/2025

|台湾武術紀行 六、| 拳児

*我在留言區補充了繁體中文的翻譯,歡迎參考喔!*

第五話が綺麗にまとまってしまい
旅が終わったかのようだが
台湾武術紀行はあと一日分ある

6月23日 月曜日
今日は朝から基隆へ

なぜ基隆なのかと言うと
達君の奥さんが基隆人で
彼らは毎年この時期に帰省していて
私達もぜひ行ってみたいとゆう話になった

私達は松山駅から台湾鐵道に乗って七堵駅へ行き
車でピックアップしてもらって基隆へ行く

平日の松山駅は朝の通勤ラッシュ
昨日の夜まで短パンTシャツだった人達が
スーツやブラウスになっていて
全く別の街に来たように景色もムードも違った

とても綺麗で清潔な台鐵松山駅の地下も
通勤の人々が黙々と歩いている
ローカルな例えになるが、パッと見ると
三ノ宮の国際会館をコンパクトにしたような雰囲気でちょっと懐かしい

北に行くと路地が多くガヤガヤして
南はスッキリとした街の作りが
街の作りがなんとなく全体的に三ノ宮っぽい

MRTでは改札の中に入ったら飲食できず
慣れるまでは「さっき飲んでおけば良かった」
なんてことが何度もあったが
台湾鐵道ではOKなので少し気が楽だった

電車を待っていると
たまたま隣になった台湾人の女性は
目が合ってにっこり笑ってくれた。
言語以外に一瞬どんなやり取りが発生して
笑い合うことになったのか分からないうちに
互いに笑っていたのだった



基隆は台湾を代表する港で
昭和天皇が皇太子だった頃
ここ基隆港に到着されて台湾を視察されたのだと
達君が教えてくれた

そして中国武術愛好家の間で基隆といえば…
そう。漫画《拳児》で主人公の拳児が
初めて台湾に降り立ったのが、ここ基隆港だ

この作品を昔ほんの冒頭だけ読んだ事があったが
日本で喧嘩に巻き込まれる場面が続き
本格的に物語が動き出す前に本を閉じてしまった

これもまた不思議な偶然なのだが
それから10年近く経った今年の早春
私は隣町のスーパー銭湯の漫画コーナーで
《拳児》に再会したのだった

神戸に住んでいた私は毎週銭湯に通っては
各店の漫画コーナーを利用していたが
《拳児》と出会う事は一度も無かった

不思議な事に夫が台湾に行きたいと言い出した頃に
この作品と再会したのだった
そして私は今年の2月に初めて台湾に行く事になる
絶妙なタイミングを見計らって
見えない力が私にこの本をよこしたのであった

しかし《拳児》が台湾に行った事を
まだその時は知らないまま
2月の台湾の旅を終えてから
私は拳児が台湾に来て武壇武術に出会うことを知る

まさに目の前で歌いながら運転している達君は
この武壇武術を学んだ一人なのだ

不思議な偶然は次々と連鎖して
私は台湾に運ばれるように来たのだった

そして今ここ基隆港に来ている

基隆の街並みは新旧が混在していて
とてもクールだった
この街に入った途端に
基隆という街の歴史について知りたくなった



雨の街と呼ばれる基隆が今日は快晴だ。



[続く]

|台湾武術紀行 一、|「同じ月を見ている」とはよく詩的な表現で使われるが「台湾と日本の太陽は同じ」ではなかった陽射しの強さが凄まじく影が濃いこの直射日光に当たるとローストされる…反射的に日陰を探してしまう火加減だったかと言って曇ったかと思う...
11/07/2025

|台湾武術紀行 一、|

「同じ月を見ている」とは
よく詩的な表現で使われるが
「台湾と日本の太陽は同じ」ではなかった

陽射しの強さが凄まじく影が濃い
この直射日光に当たるとローストされる…
反射的に日陰を探してしまう火加減だった

かと言って曇ったかと思うと湿度が高く風が無い
ベタベタとした汗が出続けるのみ

そんな6月下旬の台湾に
私は2度目の中国武術修行に来たのだった



2月に初めて台湾を訪れてから
なぜ4ヶ月でまた台湾に来たのかと言うと
現地に住む武術友達の達君は苺農家のため
6月でなければ休みが無いからだ

前日の疲れと寝不足を引きずって
台北の朝7時半
ホテルのある松山駅の近くで達君と再会

「好久不見了!」(久しぶり)
丸暗記した中国語で挨拶

と言ったが、私達には全く久しぶりな感覚は無い
翻訳アプリを使いながら
ほぼ毎日チャットしているからだ

私は確実に家族や他のどの友達よりも
圧倒的にこの台湾人の達君と接している時間が長い
オンラインに距離の壁は無い



私達はその足で朝食を食べに行かず
まずは広場で氣功の練習をすることにした

日本では氣功と聞くと養生であったり
太極拳のトレーニングの一種として
イメージする人が多いかもしれない

しかし(達君の知る限りの)台湾では
どの伝統拳でも氣功は練習するもので
太極拳だけに限ったものではないそうだ

私は長拳と八極拳を少し学んだ事があったが
氣功の練習をしたことは一度も無かった

私達はお互いにカルチャーショックを受けた

私はいつも太極拳の前に氣功をやる事が多いが
彼らは整理体操として氣功をやる事も多く
練習の前でも後でも問題ないと言っていた

今回教えてもらった氣功については
またの機会に述べるとする



練習の後に朝食を一緒に食べに行き
達君の幼なじみと合流して故宮博物院へ

MRTで士林駅に行き
そこから4人でタクシーに乗って100元で行けた
(日本円で500円弱と安い)

故宮博物院については白菜と肉のオブジェが
見所としてどのガイドブックにも載っているが
「白菜と肉を作品にして飾るなんて
どこまで食べ物が好きなんだろう」と内心冷ややかだった

ところが実際に白菜を目の前にすると
想像をはるかに超える存在感を放ち
たちまち魅了されてしまった
なぜ白菜に魅了されてしまうのか説明はできない
もしかしたら食べ物であるが故に
本能に訴えかけられるのかもしれない

「世界一高い野菜ですね!」
台湾人の二人は嬉々として日本語で言った

余りにストレートな言葉に
返す言葉が見つからなかった

「世界一高い野菜」を私達は見た

「世界一高い肉」は今日は展示されて無かった

いつの間にか台湾人とともに
肉が見られない事に心から落胆している自分がいる

駅に戻ると
「牛肉麺の良い匂いがするなぁ〜」と友達は言った

私にはどの匂いが何の匂いなのか
まだ分からない(臭豆腐を除く)

私達は台北っ子イチオシの
牛肉麺を西門に食べに行くことにした

同じ月を見ていた私達は
同じ灼熱の太陽の下に再会した

ここからが光と陰の濃い台湾旅の始まりだった

[続く]

|台湾武術紀行 三、| 縁。昨日熱中症になった私は翌朝も体調はすこぶる良くなかった頭痛と気分の悪さ全身が重くて身体の芯が冷えていて鼻が出た朝食さえも食べる気が起きない台湾に居るのに食欲が無いなんてこれは重症だと思った・昨日は故宮博物院に茶館...
01/07/2025

|台湾武術紀行 三、| 縁。

昨日熱中症になった私は
翌朝も体調はすこぶる良くなかった

頭痛と気分の悪さ
全身が重くて身体の芯が冷えていて鼻が出た

朝食さえも食べる気が起きない
台湾に居るのに食欲が無いなんて
これは重症だと思った



昨日は故宮博物院に茶館と観光を楽しんだが
あくまでこれは副菜に過ぎず
今日の予定は
この旅のメインディッシュと言っても過言ではない

それは
中正紀念堂で劉先生とお会いすることだった

達君は劉先生のことを
「彼は出会った時から太極拳の哲学者だった」
と言って
TEDで講演する劉先生の動画を紹介してくれた

先生はまだお若くも凛としていて
人を惹きつけるオーラを放っていた

そんな劉先生は多忙なため
達君は2ヶ月以上前から約束を取り付けてくれた

この日のために私は何を先生に質問しようかと
中国語と日本語を併記した質問リストを作った
最初は何十個もあった質問を厳選して
最終的に10個ほどにしぼったもの

ほとんど推手の経験が無い私は
神戸まで帰って推手の講習会に参加し
推手によって今現在の自分から引き出される
あらゆる物を確かめに行った

私が中国語を毎日勉強していたのも
少しでも劉先生の言葉を理解したいからだ



待ち望んだこの日に私の体調は最悪で
松山駅から電車に乗って
灼熱の中正紀念堂で午後から練習するなど
とてもじゃないが無理だった

ここで無理を押して行っても
ただ日陰に座り込んで醜態をさらすだけである
しかも歩けないほど体調が悪化したら
先生や達君に本当に迷惑をかけてしまう
ここは台湾だ。冷静になれ。
台湾で病院に担ぎ込まれるのは困る

私はギリギリまで体調の回復を待ったが
今回は達君と先生の二人で
久しぶりの再会の時間を過ごしてもらう事にした
私には明日もあるし
何より無事に帰国しなければならない

達君は残念そうだったが仕方ないと言って
劉先生との待ち合わせに向かった

彼らは合流して久しぶりに語らい
お互いの武術で交流している事だろう…
こんなはずではと悔しくて情けなかったが
彼らが再会する機会が出来たのは意義深いはずだ

エアコンの制御が効かない極寒の部屋で
頭痛と寒さで布団にくるまっていた時

「僕と先生は松山駅まで行ってもいいよ!
 動けないならホテルまで行ってもいいよ!」と
達君からびっくりするメールが来た

いやいや…待て待て待て…達君
初対面の老師を自分のホテルまで
来させるなんて前代未聞。
そんな恥ずかしい事が出来る訳がない!

「それはお願いできない。
 どうか二人で充実した再会を過ごしてほしい」

そう返事をしてから
私は無念を忘れるために眠った

夕方に目覚めると少し頭痛は良くなり
いくらか回復したようだった

すると少し前に達君からメッセージが入っていた

「今、松山駅に来てるよ!」

ぎょ!!!

なんと昨日私達が朝練習していた広場で
達君と劉先生が推手をしている動画が届いた

寝起きの私は頭が混乱していた
冷静になれ。

…先生に挨拶だけでもしなければ
きっと後悔する。

簡単に身支度をして
駅に行こうとスマホを手に取ると

「今ホテルの前の公園にいるよ!」

窓の外を見たら二人が推手をやっていた
ぎょっとして外に飛んで出た



熱帯雨林のような公園に
達君と劉先生は息を弾ませて立っていた

「劉老師!!今日は本当にすみませんでした!
 お会いできて光栄です」
奇妙でぎこちない中国語を口にしたが
伝わったのか伝わってないのか
先生はずっと爽やかな笑顔だった

先生は動画で見た長髪から坊主になっていた
実際にお会いすると改めて整った顔立ちに
私は美術作品を見ているようだった

ここで断っておかなければならない。
私はこち亀の中川と同じく
美男子には一切心が揺れない
(夫は私がこれを言う度に複雑だと言った)

この日初めて外に出た私は
冷え切った身体と心に
やっと気血が巡るような心地がした



私にとって武術とは縁である。

縁があれば出会い
縁が無ければ出会わない

私はどうしても
この縁を手繰り寄せたかった

そして彼らもまた
日本から学びに来た私と
どうしても共有したかったのだと
後になって知らされることになる

そして彼らは
ここまで来てくれたのだった
私を後悔させないために

陰は、陽に転じた。

[続く]

|6/20〜6/25 臨時休業のお知らせ|台湾へ武術を学びに行くため(と、食べに行くため)お休みを頂きますこの期間に頂きましたお問い合わせへのお返事やオーダーの対応は6/26以降にご連絡させて頂きます✉️ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお...
19/06/2025

|6/20〜6/25 臨時休業のお知らせ|

台湾へ武術を学びに行くため
(と、食べに行くため)
お休みを頂きます

この期間に頂きました
お問い合わせへのお返事や
オーダーの対応は6/26以降に
ご連絡させて頂きます✉️

ご迷惑をおかけいたしますが
よろしくお願い申し上げます



今回は台北と基隆に滞在して
王道観光も予定していますが
また出会いや気付きを大切に持ち帰り
お話できたらと思っています



では。(シャッターガラガラ)

住所

Japan
Kagawa

ウェブサイト

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