23/08/2026
岩村元祠、鎌田晃輝、成田光志
Team NIPPO - Nuovacomauto - Obor
8月16日イタリアのU23夏の祭典🇮🇹GP Capodarco参戦
54th GP Capodarco Comunita Di Capodarco (1.2U)
https://www.gpcapodarco.net/
🙇投稿が遅れましたが先週の日曜日に参加したデヴェロップメントチームの結果レポートです‼️
嘗ては🇯🇵ジャパンナショナルチームも数年に渡って参戦してきた🇮🇹ロードレース界の歴史に支えられて来たビッグイベント。
今年はイタリア国内のコンチネンタル、クラブチームを含む33チーム162名が参加。
鎌田晃輝は7月中旬から新城選手が住まいを構えるアンドラに滞在し新城選手と共に厳しいトレーニングを積んで準備万全でこの週末を迎えていましたが前日に参加したトスカーナ州でのレース(160K)でクラッシュに巻き込まれてしまいリタイアを余儀なくされました。幸いにも大きな怪我は無く今シーズン所属する日本人3選手にとって久しぶりの揃ってのUCIレース出走となりました。
このレースは8月恒例の暑さとの戦いだけでは無く日陰の無い登坂区間と後半には19パーセントの激坂のクライマックスが待ち受ける正にこれでもかと言う程「真の勝者」に相応しい実力が試されるU23最高峰と言っても過言で無いレースです。
今年は目前に同じくU23の最高峰のステージレース🇫🇷ツールドラヴィニールが控えており、しかも今年からU23のでジロ・デ・イタリア同様、多くのワールドチームのデヴェロップメントチームが参加出来るルール変更が施された為多くのトップメンバーは参加を見送りました。
ワンランク下のイタリア人選手にとって誰にもチャンスがありそうな雰囲気でした。
基本的にイタリア独特の厳しいコースプロフィールであり「優勝者リスト」には後にワールドチームでも活躍する事になる錚々としたメンバーが名を連ねている事でも有名な大会で、ツールドフランスで不慮のクラッシュ(ピレネー山脈ステージ)で亡くなったバルセロナオリンピック(1992年)金メダリストのファビオ カザルテッリの石碑(モニュメント)がスタートラインに建立されている事でも知られています。
レースは例年通り35度近い炎天下の中13時30分にスタート🔥
先ずはバカンスシーズンの海水浴客で賑わう前半の平坦区間を消化しますが、鎌田晃輝はそこで不運にも偶発的に機材トラブルとクラッシュが重なりリタイアを余儀なくされました。
前日のレースでもスタートから難なくメイングループ前方に位置し展開するなど絶好調の走りを披露していただけに2レース続けて実力を発揮する前にレースを終える残念の週末となりました。
岩村元祠と成田光志はその後もメイングループで中盤から始まる登坂区間を含む周回コースに突入。
海沿いの周回コース後半に向け出した10数名のメンバーを先頭に、1分差でメイングループも6〜10パーセントの登坂区間をほぼ一列棒状でハイペースで駆け上がりながら周回を重ねる展開。
U23-1年目の成田光志は6月から7月にヨーロッパ全域を襲った急激な猛暑で熱中症に掛かってしまい暫く体調を崩しており、7月に参戦したレースでも冴えた走りは出来ておらずレースから少し離れてトレーニングに専念。このレースもリザーブ(補欠)で前日に急遽エントリーが決まったリカバリー明けのビッグレースだっただけに監督始めチームメイトの間でも100K走れれば御の字といった雰囲気でしたが本来の彼の走りが戻って来たかのようにメイングループの前方で順調に周回を重ねる。
一方岩村元祠は、7月から最もレースを走っている日本人メンバー。
2週間前に参戦した北イタリアの山岳レースでも上位入賞は果たせなかったものの厳しいコースを最後まで耐えきり完走。本人にとっても納得のいく走りが出来てました。
そこで迎えた「腕試し」とも言えるUCIレース。
登坂周回コースに入り3ラップ迄はメイングループで走れていたが4〜5ラップの登坂区間でズルズルとメイングループから後方に取り残される苦戦を強いられる。
イタリアはUCIレースと言えども後半を除けばメイングループから千切れた時点で「リタイア宣告」をされるケースも珍しく無い。
イタリア人選手も良く心得ていて「勝負グループ」から取り残され次第自ら降りてゼッケンを外すのが普通。
本人にとっては無念ながら、およそ130K地点でバイクから降りる事となった。
登坂周回に入った時点で150名居たメイングループはラップを重ねる度に脱落する選手も増え5ラップ終了時点で勝負に影響するメンバーは成田光志を含む60名程に絞られる。
そして迎えた19パーセントの激坂区間が登場するラスト2ラップ‼️
大本命のポーランド選手(バーレーンWTデボチーム)はこの時点でもう1名と独走モードに入っていたが、その後ろも10位迄はバラバラで激坂周回区間に突入。
成田光志のメイングループも50名程に減らしながら突入。いきなりアタックが始まり活性化。
千切れずに粘っていた成田もゴールまで3Kの区間で少しずつ後退
登坂路とは言えハイスピードで長く伸び切ったメイングループの後方で成田光志も必死で食い下がり順位は落としたものの47位でゴールイン。U23-1年目の成績としては決して悪くない結構を残しました。
🧡レース映像🧡
https://www.youtube.com/watch?v=0C6ej-aotAI
💚レースリザルト💚
https://www.procyclingstats.com/race/gp-capodarco/2026/result/result/result
https://www.gpcapodarco.net/wp-content/uploads/2026/08/Ordine-dArrivo-2026.pdf
🟦成田光志ゴール後のコメント🟦
今回のレースは当初リザーブでしたが一応心の準備しておいたのは良かったです。
UCIレースで47位と決して誇れる順位ではありませんが先ずは最後まで走り切ることが出来てホッとしています。
今回の登り周回は下り区間が直線的で登坂で多少遅れても下りで追い付き易いコースだったので、8回登った区間で所々で焦らず温存していればラストラップの激坂区間でも順位を落とさずゴール出来たかもしれません。とは言えラスト2〜3周2名でリードし、最後は独走で逃げ切ったポーランド人も僕と同じU23の1年目だった事を思うと、例え完走出来なかったとしても、もっと積極的にいかなければならないと感じました。彼とはジュニアの頃からイタリアのUCI大会で同じレースで走り自分より強かったが、背中が見える程度でした。
でも彼は更に強くなっていて愕然としました。
彼もヨーロッパ人だが、イタリア人たちは自分とは違い今でも子供の頃から地元感覚でジュニアを卒業した今でも自宅からレースに通って居る感覚だと思います。
彼らにとって厳しいのはレースのレベルの差(U19とU23)だけですが自分は日本から自宅を離れて1年目、生活を含めて色々な点で慣れるだけで時間が掛かってると感じています。
もちろん親から離れて生活し自立する事は大切なステップですが今のアンダー23の1〜2年目は「そこの差」が大きいと感じています。
今年から来年で「そこの差」を埋めるのは難しく逆に広がっていくかもしれませんが、今は生活のリズムを克服して強くなるしか無いです。生活に慣れて行くと共に周りからもっと認められればレース中でも走り易くなると思うし環境は整っていくのだと思っています。
今回のレースを走り「強くなる」という目標が改めて実感出来た事はとても良かったです。
今シーズンも残すところ2ヶ月くらいになりましたが自身が成長している事をレースでもっと実感したいです。
そして来年のための充実した「オフトレ」に繋げて行きたいです」
これから9月末の世界選手権」の期間迄はイタリアでもU23を対象とした多くのハイレベルのレーススケジュールが予定されています。U23メンバーの中では最も実力秘めた鎌田晃輝を始めU23-2年目の岩村元祠にとっても実力を試す上で正念場となるでしょう。
引き続き日本からの🔥暖かい応援宜しくお願いいたします‼️❤️👍